出世するにはゴマすりが必要?

ゴマすりが出世に繋がるのか?

近年、出世への近道として「ゴマすり」が必要だと言われることがあります。

 

悩んでる人
ゴマすりが出世に必要って本当なの?

 

結論は、会社の規模や職種によって必要なときもある、ということです。

 

全く必要ないと言いたい所ですが、人間なので仲良し人事が存在するのも事実です。

 

そこで本記事では、出世に必要な要素とゴマすりとの関連性を解説していきます。

 

その前に、ゴマすりとはどういう意味なのか、みていきましょう。

 

ゴマすりとは?

辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書によると

 

ゴマすりとは

へつらって自分の利益をはかること。人に取り入ること。また、そういう人。「―野郎」

[補説] 語源は、すり鉢でごまを擂ると四方にごまがつくので、あちこちについて人ごとにへつらうさまを言ったとするなど諸説がある。

と記されています。
人に取り入るという表現は嫌な表現ですよね。
ゴマすり野郎なんてレッテルを貼られないよう気を付けましょう。

1.出世に必要な要素とは

出世には様々な要素が関係しています。

 

以下はその代表的な要素です。

1. スキル

2. コミュニケーション能力

3. 結果を出す力

4. リーダーシップ

これらの要素を兼ね備えている人が、出世しやすいとされています。

 

ゴマすりはこれらの要素と、どのように関連しているのでしょうか?

 

おちゃごり
詳しくみていくゴリ

 

2.ゴマすりの効果とは?

ゴマすりとは、上司や同僚に対してお世辞や過剰な賞賛を行い、自分の評価を高めようとする行為です。

 

一部の研究では、ゴマすりが出世に効果的であるとされています。

 

その理由は以下の通りです。

1. 評価の向上

2. コミュニケーション能力の発揮

3. ネットワークの拡大

ですが、ゴマすりには、うまくいかないリスクをともなうことを理解しておかなければいけません。

 

まずは、ゴマすりが成功する理由を検証していきます。

3.ゴマすりが成功する理由

一部の人がゴマすりで出世するのに成功する理由は、主に以下の点にあります。

1. タイミングと相手の選択

2. 上手なゴマすりのテクニック

3. ゴマすりだけではない実力の裏付け

しかしこれらの理由は、一部の人にしか当てはまらず、ゴマすりが全ての人に出世への近道となるわけではありません。

 

ゴマすりにはデメリットも多く存在します。

 

そこで、次の章ではゴマすりに頼らない出世法を紹介します。

4.ゴマすりに頼らない出世法

ゴマすりに頼らず、自分の実力で出世するためには以下のポイントを意識しましょう。

1. スキルアップ

専門知識や技術を磨き、仕事で成果を出すことが重要です。

 

どんなにゴマをすったところで実力がなければ評価はされないでしょう。

 

スキルを磨くのが一番の近道かもしれません。

 

2. コミュニケーション能力の向上

円滑な人間関係を築くことで、チームでの評価が高まります。

 

コミュニケーション能力が高い人はリーダーシップもあり周りからの評価もよくなります。

 

コミュニケーション能力を鍛えるには、能力の高い人と一緒に過ごすようにしましょう。

 

そばにいるだけでいい刺激を受け、能力向上につながります。

 

3. プロジェクトの成功に貢献

目立つ役割や重要なプロジェクトで成果を出すことが、出世への近道となります。

 

もちろん結果が全てではありませんが、プロジェクトや大きな活動で結果を残すことで評価されるのは言うまでもありませんよね。

 

結果を求めて精一杯取り組みましょう。

 

4. メンターを見つける

自分のキャリアをサポートしてくれる上司や先輩を見つけ、アドバイスをもらいましょう。

 

成長したいという姿勢をみせることで、過度なゴマすりなんて必要ないのです。

 

常に業務の相談やアドバイスを求めているとアピールにもなります。

 

足らない部分を指摘してもらうことで成長できるのでプラスの要素が大きいです。

5.ゴマすりのデメリットに注意

ゴマすりに頼らず出世する方法を学ぶ前に、ゴマすりのデメリットについて理解しておくことも重要です。

1. 信頼の喪失

ゴマすりがばれると、まわりの人からの信頼を失うことがあります。

 

ゴマすり野郎というレッテルを貼られてしまうと、まわりの人からの信頼回復は難しくなってしまうので要注意です。

 

2. 自己評価の低下

ゴマすりに頼ることで、自分の実力を疑い始める可能性があります。

 

ゴマをすっている間に、実力でどんどん評価されていく同僚に焦ってしまい、ゴマすり行為がエスカレートしていく危険があります。

 

更には、自信もなくなり相手の評価を下げる行為に走ってしまう可能性があり大変危険です。

 

負のループに陥る危険大です。

 

3. 人間関係の悪化

ゴマすりを繰り返すと、同僚からの評価が下がり、人間関係が悪化することがあります。

 

同僚から、あの人と関わりたくないと思われてしまうと修復はかなり難しくなります。

 

たとえ出世したとしても協力を得られず孤立してしまいます。

 

6.ゴマすりの代わりに心がけるべきポイント

最後に、ゴマすりの代わりに心がけるべきポイントをいくつか紹介します。

1. 誠実なコミュニケーション

相手を尊重し、誠実なコミュニケーションを心がけましょう。

 

ゴマをする行為はおすすめできませんが、ヨイショするという行為は頻繁に実践されています。

 

そうすれば自然な感じでいい雰囲気がうまれ良好な関係が築けるでしょう。

 

2. 継続的な自己改善

自分のスキルや知識を常に向上させることで、自然と評価が上がります。

 

言われたことをこなすだけではなく積極的な姿勢をみせることが評価につながります。

 

ゴマをするくらいなら精一杯努力して能力向上に努めましょう。

 

3. チームワークを重視

協力して仕事を進めることで、周囲からの評価も高まります。

 

チームの輪を乱さない人になることも、かなり重要なポイントです。

 

能力が高くても、チームの輪を乱す存在になってしまうと出世は厳しくなってしまします。

 

4. 真摯な態度

誠実で真摯な態度を持ち続けることが、長期的な信頼を築く基盤となります。

 

人のことはとやかく言わずに、自分のすべきことをやり抜く姿勢が大切です。

 

真摯な態度でまじめに取り組めば見ている人は必ずいます。

 

真摯な態度でのぞみましょう。

 

7.実際にゴマすりで出世できるの?

実際にゴマすりで出世できるの?どうなの?

 

気になるところですよね。

 

おちゃごり
みていくゴリよ

 

『enミドルの転職』

出世する人、しない人」について|ミドルの転職

enミドルの転職さんによりますと、出世するポイントは『コミュニケーション能力』と『パフォーマンスを出すための高い問題解決能力』となっております。

 

こちらのサイトでは、管理職候補の方にアンケート調査を実施し、その結果をもとに書かれていますので非常に参考になるデータとなっています。

 

コミュニケーション能力が高いということは、基本的には上司にも気に入られやすいと推測できます。

 

ゴマすりをする必要のない能力の高い人が出世しやすいのは間違いないですね。

 

プレジデント ウーマン

プレジデント-ウーマン-オンライン)-女性リーダーをつくる

こちらのサイトでは、働く女性読者1000人の回答を元にデータを公開されています。

 

先ほどとは違った視点での調査結果となっているのでおもしろい。

「社内政治」と聞くと、ある種の嫌悪感を抱く人も多いだろう。しかし、国内外を問わず、大小どんな企業にもはびこっているのが「社内政治」。意外な出世を果たした人を端から見れば、少なからず「やっぱりね」と思える節があるはず。働く女性読者1000人から寄せられた回答には、どこの企業にもある社内政治の実態が赤裸々につづられていた。

まず出世する人の共通点(Q1)は、「上司・経営陣に気に入られている」ことが前提条件であり、さらに「高学歴・プロパー社員」であることも重要ポイントだと回答する人多数。8割超の女性が「出世するうえで社内政治は必要」(Q3)と答えるものの、社内政治以前の「暗黙のルール」(Q4)に、「男性であること」「社歴が長いこと」など、女性、中途入社組にはそもそも不利なルールが存在する会社も。

 

働く女性読者1000人の回答では、ゴマすり(社内政治)はかなりの割合で必要だと感じでいるようです。

 

環境や立場が変われば感じ方も変わってくるので、一概にゴマすりが必要ないとは言えないですよね。

 

実力で評価してくれたり、お気に入り人事で出世させたり色々ってことですね。

 

このデータはあくまで一例であり、企業や業界によって結果は異なるかもしれませんが、ゴマすりに頼るのではなく、自分のスキルを向上させ、実績を積み重ねることが、長期的に出世に繋がると考えられます。

 

おちゃごり
ゴマをすることよりもスキル向上を優先させよう

実例:私の実体験

私の周りでもお気に入り人事は当然あります。

 

トップの一存で決まる理不尽な評価制度もあります。

 

そういった形で出世した人たちは、トップが変わればどこかに異動になったり役職を外れたりすることがあります。

 

実力がともなっていないと判断されることもしばしば。

 

ですが、上司とのコミュニケーションが良好であれば気に入られるというのは、どこの会社でも同じではないでしょうか。

 

ゴマをする必要はないですが、嫌われるより気に入られた方が好印象になります。

 

真面目に頑張っている人でも、アピールが下手な人は、もう少しアピールしろと言われたり、名前を売らないといけないと言われたりすることもあるでしょう。

 

また上司に気に入られると、出世させるために名前を売ってくれたりもします。

 

アピールできるような仕事を任されたりフォローしてくれたりします。

 

ですが、私の実感では、ゴマをする、媚びを売るといった上司の機嫌をとる行動は必要ないように感じます。

 

見ている人は見ているというのが実感です。
その人にとってのタイミングというものがあるように感じます。
自分の実績を積み、自信をもって仕事をしていればそういったチャンスは巡ってくるでしょう。
私自身、ゴマをするのはおろか、ヨイショもできないような人間です。
だから皆さんも大丈夫。

8.おわりに

本記事では、ゴマすりが出世に影響するかどうかを検証し、ゴマすりに頼らない出世法を紹介しました。

 

ゴマすりは一部の人にとっては効果的な場合もありますが、デメリットも多く存在します。

 

誠実なコミュニケーションやチームワークを重視し、継続的に自己改善を行うことで、自分の実力で出世を目指しましょう。

 

出世していく人たちは、ゴマすりで出世しても上に行けば通用しないことを理解している人が多い印象です。

 

実力を磨くことが最善の方法であることがわかります。

 

最後に、本記事を参考に、皆さんが素晴らしいキャリアアップを実現できることを願っています。

 

自分の力を信じて、努力を続けることで、出世への道筋が見えてくるでしょう。

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